難しいとされる「和紙印刷」を
お客様のもとへ
当社の印刷技術
昨今は、機械のオペレーションが全て自動化される傾向にあり、誰でもボタン一つで同じ物が刷れる時代になってきています。しかし、それは画一化された一般的な物しか刷れないということの裏返しでもあります。なんと言っても最後は、紙やインキの特性を熟知したオペレーターの力が不可欠です。
当社では、熟練オペレーターの技はもとより、その意見を基に機械メーカーと給排紙の問題を解決し、インキの“かすれ”や“にじみ”に関しては、インキメーカーの力も借りて、数々の和紙に、より適したインキを開発してきました。また、紙粉は印刷と同時に除却する方法を考案し、印刷しています。
さらに、和紙の種類によっては1枚1枚和紙の間に「保護紙」を入れて、インキの裏移り等を防いでいます。
難しい理由
和紙の印刷には大きく分けて3つの難題が有ります。それは、紙の給紙・排紙・インキの載りです。給紙に関しては紙の薄さ、コシの無さ、通気性の良さが裏目に出てスムーズに紙を流すことができません。
排紙に関しては、厚み・コシに加え静電気の影響もあり、排紙時にうまく紙がそろいません。またインキの載りに関しては、和紙独特の凹凸、吸湿性による“かすれ”や“にじみ”が出てしまいます。その他にも、和紙には紙粉が多く印刷の妨げになることがあります。
薄紙の印刷
和紙に限らず、グラシン紙や薄紙の印刷もご相談ください。